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2011-11-11 (Fri) 22:11

「受診時定額負担」って知ってますか?

株価が上がってるからTPP参加で決定だよ。といったのは、カレです。で、さっき参加表明のニュースをみました。まぁ、もう決めてたんだもんね。早くに表明しないと、いろいろまずいんだろう(よくわかんないけど大人の政治的な事情があるんだろう) ネットでは、いろんな情報が渦巻いていて、政権交代前みたいな「日本滅亡」まっしぐらな感じに思えるんですけど、物事にはいろんな見方があるので、一方だけの意見を聞いていたんでは、実像がつかめません。参加することによりメリットの説明が希薄で、デメリットの説明ばかりが声高に聞こえてくるのは、反対するほうが「理由を見つけやすいから」だと思います。
とはいえ、
国民のほとんどが「TPPって何なのかよくわからない」にちがいないし、その内容が明らかになるにつれ「こういうことだとわかっていたら反対したのに」といいだす人が増えそうです。民主党が政権交代したときみたいに。でも、じゃあ、いま自民党だったら?と思うに、野田さんよりもっとスムーズにさらっとTPPに参加していたと思うんですよね。そして国民に信を問うべきだTPP反対!と民主党が党内一致団結して騒いでいたことでしょう。
まだ参加表明しただけで参加することに確定したわけではありませんが…
医師会と歯科医師会が反対しているのは、いま自分たちが巣食っている利権が海外(というかアメリカ)に流れてしまうのがいやだからだろうし(推定でものをいってます。いいかげんな言葉です。まるごと本気にしちゃいけません) で、ここでタイトルの「受診時定額負担って知ってますか?」につながるんですけども。

知ってますか?

医療機関を受診するごとに患者さんが「定額負担金」を払うことになるしくみです。この成立が間近に迫っています。どういうことかというと初診、再診に関わらず、1回につき100円(ないし200円。低所得者層はその半額)を窓口に支払うということです。それは医療機関の懐に入るわけではありません。政府に持っていかれます。いうなれば… 医療機関を仲介役にして政府が患者から「医療機関利用料」をいただくというようなしくみになります。
なんだそれ?な感じです。
が、しかし、
なぜそうしようと考えたのかというと「高額療養費制度」を見直すためで、そのための財源を確保するために「健康な人からではなく実際に医療機関を利用している人からいただこう」という考え方なわけです。これが成立しない場合、医師会などが考えている代替案の「健康保険料の値上げ」で財源を賄うことになるでしょう。健康な人からすれば「医者にかかってる人たちが払えばいい」となるだろうし、100円か200円ならたいしたことがないと感じる人も多いでしょう。けれど、財源が確保できないという理由で、今後いくらでも値上げしていくだろうことが、今から想像がつきますし。政府としては「医療費を削減したい」のが本音で「高額療養費制度のためだ」とか「このままでは保険料を上げることになる」とかいってるのは、そのための目くらましなのです。たぶん。

受診するごとにかかるので1ヵ月に何回も受診する人ほど大変です。歯医者はそれでなくとも通院回数が多いし、いくたびにお金がかさむなら「行くのやめようかな」と考える人も増えてしまいそうです。わざと回数を増やしてるんじゃないかと考える人も出てくるかもしれません(さっきも書きましたけど、だからといって医療機関が儲かるわけではないんですが、窓口で支払うから、なんだか病院に支払ってる気になるでしょう。政府もよく考えたもんです。) TPPに参加することによって外資系の医療保険がどっと入ってきたとします。それまでは健康状態に関わりなく社会保険料として高額なお金を天引きにされていたのが、自分たちで加入できる医療保険という選択肢が増え「健康な自分が医者にかかることなんて生涯1度くらいしかないだろうし、社会保険はやめて民間の医療保険でいこう」と考える人も出てきそうです。実際どうなるのかわかりませんが、外資系の医療保険を商品として売りこむために邪魔にしかならない医療制度は切り崩されていくかもしれません。

いまの保険制度がすべていいわけではありませんが(縛りはきついし、年々厳しくなってくるし、監査とか指導とかで、患者のためにしてきたことが否定されたうえに廃業においこまれてしまうこともあるし…ですが) 手術をした場合、保険がなければ生じたであろう莫大な治療費を考えたら、国民皆保険のありがたみが骨身にしみる筈なのです。というか、アメリカの医療なんて、もう、とんでもないじゃない。日本だってヨーロッパ諸国とかアメリカ以外の国と比べたら医療費は高いんだよ。アメリカと比べるから「日本は安い」なんてことになってるけど。アメリカと比べるのが、そもそものまちがいです。

物事にはいろんな側面があるので、受診時定額負担も、よくよく考えたら「保険料が上がるよりはいい」ってなるかもしれない。まぁ、現実としては、受診時定額負担ができたと思ったら保険料も高くなっちゃった。なんてことになりそうですけども。結局、ね。財源としては微々たるものだし、病気の人が「いちいちお金とられるから今月は3回くらいにしておこう」なんて考えそうだし。←ちなみに整形外科でのマッサージとか整体院も保険がきくのならそのマッサージのときにも定額負担は発生します。
逆に、たいした病気じゃないのに早朝から医者めぐりをしている高齢者たちをなんとかしてくれというのがあったりはする。以前からそうだけど。というか、たぶん、これはずっと変わらないと思う。だってリタイヤした人のほうが時間の融通がつきやすいじゃない。むしろ100円くらいなら払うと思う。高齢になってみなければわからない身体のつらさというのがあるので、いま年寄りをばかにしてる人は、自分が年とったときに「こういうことだったのか」と痛感することになるんだと思うよ。
そして、実際、高齢者がいなければ病院はたちゆかないのではないかなぁ。とくに開業医は。
総合病院とかは、ほんとに重篤な人が通院すべきとは思うけど、そのわりには立地条件が悪いよね。行くの面倒くさい場所にあるから、忙しい現役は、やっぱり滅多なことでは通院できないよねぇ…←できてないし、べつに重篤でもないんだけど。MRIとCTスキャンがあるところとなると大病院になってしまうから行かないわけにはいかない。とかいいながら2年近く放置してる気がする。年が明けたら、いくかな…

ちょっと話がずれたけど、

医療機関では反対署名運動をしているので、反対しようと思った人は署名してくださいませ。
TPPで医療がどう変化していくかは…なってみないとわかんないですけど。
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最終更新日 : -0001-11-30

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